フットボール

興奮のあまり、へとへとに疲れ切った

 私はフットボールの試合をリアルタイムではなく録画で観ている。なぜなら、リアルタイムでは深夜になってしまうし、2時間もゆっくり観られる余裕などなかなかないからだ。

 そういうわけで、よくやるのが、あらかじめ録画した試合を、仕事が終わったあと今夜は前半、明日は後半、てな具合にぶつ切れにして観るというやり方だ。

 さて、今回の観戦は、イングランド・プレミアリーグ第9節、チェルシー対リヴァプールの頂上決戦だ! リヴァプールをひそかに応援している私としては、興奮しないわけがない。

 正直なところ、両者の力を客観的に計測すれば、やはりチェルシーのほうが地力で勝っていると思う。だが、だからこそ、なにが起こるか分からない本番は、手に汗握るほど興奮するのだ。

 よっし! 観るどぉーー!!

 いや~、すごい試合だ。中盤時点でボールを互いに奪い合い、一瞬も気を抜くこともできない、緊張感溢れる、すさまじいぶつかり合い。これほどの気力の高まりをみせた質の高い試合は滅多にみることができない。画面を通しても、両者のこの試合にかける意気込みの凄さがビシバシ伝わってくる。

 興奮の瞬間は早くも前半10分にやってきた。リヴァプールのシャビ・アロンソが1点を決めたのだ。うおぉぉぉぉぉ!! その後は再三攻め込まれながらも、リヴァプールが1点を守りきって前半終了。

 ついでに視聴も一旦終了。

 後半を観るのが待ち遠しい! 次の日は、仕事をしながらも、心はゲームの続きへと飛んでいる。 

 そして、ついに視聴タイムがやってきた。ちょっと冷えた夜だったので、しょうが湯をつくってスタンバイ。よっし! 観るどぉーー!!

 とても、このまま無事に逃げ切れるなどとは露ほども思えなかったので、ワンプレーワンプレーにハラハラドキドキしながら見守る。だが、後半もリヴァプールは、点取り屋のフェルナンド・トーレスを欠いていることを感じさせないほどのねばり強さをみせる。むしろ、チェルシーに対して、押し気味にゲームを進める。

 結果的にリヴァプールが前半10分にシャビ・アロンソが決めた1点を守りきって勝利。

 しかし、ほとんど気迫勝ちだと思う。「俺たちは絶対に勝つんだ!」という執念が痛いほど伝わってきた。いやあ、本当にいい試合を見せてもらった。歴史に残る名試合、名勝負だったと思う。その歴史に束の間だけでも同伴できて、幸せなひとときだった。

 ん!? ありゃ? 興奮と緊張のあまり、しょうが湯を手にもったままだった。あちゃ~、もう冷めちゃったよ・・・

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イングランド・プレミアリーグ開幕

◇ニューカッスル 1-1 マンチェスターU

 ついに08-09シーズンが開幕。あのヨーロッパ特有の地響きのような観客の歌声が耳に心地い~! ひさびさにみるプレミアのプレイ。華麗なパスさばき、驚異の個人技、オレが決めてやるという「オレ様中心主義」、どれも最高! ここのところ、五輪やら代表のウルグアイ戦やら、日本チームのバーバリアンなプレイに食傷気味だったので、本物の良さを余計に実感。

 この試合、マンチェスターUのほうは、ケガのC・ロナウドをはじめとして、テベスなどレギュラーメンバーに多くの欠場者がでたため、18歳、19歳の新人がほいほい出てきていた。だが、どうもいまいちだ。それに比べ、ニューカッスルはなかなかまとまっている。今年こそ、上位に食い込めるのでは。

 しかし何よりもこの試合で注目したのは、ESPから移籍してきたニューカッスルのアルゼンチン人プレイヤー、グティエレス。その長い足が繰り出すドリブルやパス回し、そのなんとも奇術的で不思議な動きに目を吸い寄せられた。こやつがボールをもつと何かが起こりそうな、そんな不思議な「リズム」をもつ男だ。

 それに、この男、試合中にやたらと審判に話しかけている。プレーが中断したときには、かならずといっていいほど、主審と旧知の間柄のように談笑している。その行動、どれをとってもなんか不思議なんだよねぇ。今シーズン、こやつに注目!

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