« 2008年6月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月

イングランド・プレミアリーグ開幕

◇ニューカッスル 1-1 マンチェスターU

 ついに08-09シーズンが開幕。あのヨーロッパ特有の地響きのような観客の歌声が耳に心地い~! ひさびさにみるプレミアのプレイ。華麗なパスさばき、驚異の個人技、オレが決めてやるという「オレ様中心主義」、どれも最高! ここのところ、五輪やら代表のウルグアイ戦やら、日本チームのバーバリアンなプレイに食傷気味だったので、本物の良さを余計に実感。

 この試合、マンチェスターUのほうは、ケガのC・ロナウドをはじめとして、テベスなどレギュラーメンバーに多くの欠場者がでたため、18歳、19歳の新人がほいほい出てきていた。だが、どうもいまいちだ。それに比べ、ニューカッスルはなかなかまとまっている。今年こそ、上位に食い込めるのでは。

 しかし何よりもこの試合で注目したのは、ESPから移籍してきたニューカッスルのアルゼンチン人プレイヤー、グティエレス。その長い足が繰り出すドリブルやパス回し、そのなんとも奇術的で不思議な動きに目を吸い寄せられた。こやつがボールをもつと何かが起こりそうな、そんな不思議な「リズム」をもつ男だ。

 それに、この男、試合中にやたらと審判に話しかけている。プレーが中断したときには、かならずといっていいほど、主審と旧知の間柄のように談笑している。その行動、どれをとってもなんか不思議なんだよねぇ。今シーズン、こやつに注目!

|

ムッシュ・カステラの恋

◇フランス映画(1999年)

 ある会社社長が四十路の舞台女優に惚れてしまい、あれこれアプローチするも、まったく相手にされない。満を持して、口ひげを剃り、愛の詩を読むが、その顛末やいかに。社長のボディガード、バーの女など魅力ある人間たちの人生とオーバーラップしながら、物語はすすんでいく・・・

 いい映画だ。男たちの繊細さと純粋さ、それがどう社会と折り合いをつけていくか、とても繊細に描かれている。登場する男たちが、人間としてとても愛おしく感じられる。何度でも繰り返し観たくなる、大人のための映画。

|

ルパン三世

 ここ数日、NHK-BSでルパン三世特集をしていた。第1シリーズを久しぶりに観た。一般に知られているのは、主題歌が人口に膾炙している、赤ジャケットルパンが登場する第2シリーズだ。

 第1シリーズは、第2シリーズとは全く異なる。これは大人の世界だ。物語の奥深さ、車や拳銃の細部へのこだわり、どことなく全編を漂う哀愁感、どれをとっても大人の男の世界だ。

 解説者が言っていたが、このシリーズは、大人の世界に憧れる少年の視点から描いたものではなく、大人自身が自分の理想をとことん突きつめた世界なのだと。

 あまりにも渋い。あまりにもとんがっている。ルパンの顔からして、子供っぽさなどみじんもないシャープさ、クールさ。

 スタッフたちが視聴率などきにせず、子どもなどに見せなくてもよい、大人の世界を追求するんだ、という意気込みが溢れんばかりに感じられる第1シリーズの前半部の世界。これはアニメというより映画だ。視聴率低迷のために、後半は路線変更してファミリー向けに馴化されてしまう前に一瞬だけ奇跡的に実現した世界なのだ。

|

« 2008年6月 | トップページ | 2008年9月 »